ぼくはビジネスマンだ!

ぼくはビジネスマンだ。
周りのみんなは、サラリーマンだと言うけれど、本人がビジネスマンだと言っているのだから間違いない。

サラリーマンとビジネスマンでは、その響きが違う。

「サラリーマン?なんだ、サラリーマンか?」

これがサラリーマンに対する評価だ。

では、ビジネスマンはどうか?

「ビジネスマン?えっ、ビジネスマンですかー、今後ともどうぞよろしくお願いします。」

これがビジネスマンに対する評価だ。

だから、ぼくはビジネスマンなのだ。

しかし、会話が進んで、

「なーんだ、単なる会社員じゃないか!おまえ、それはビジネスマンじゃなくて、サラリーマンが正しいぞ。ビジネスマンって、名乗るなんて100年早いぞ。まったく。」

と言われても、弁解の余地はない。


ぼくはブランダーになりたい。

「ブランダー?何じゃそりゃ、花を植えるプランターのことか?ちょっと、なまってるぞ。おまえ、植木鉢になりたいのか?」

うっ、植木鉢だと?

植木鉢になるくらいなら、そこに植える花になりたいぞ。

美しい花、みんなに愛される可憐な花、これもいいかも知れない。

違う!
違うー!
違うーー!

そんなんじゃなくて、

「ブランダー!ブランダーは、ブランド人間のことなの!」

「そんなことば聞いたことないぞ。」

「ふっふっふっ、勉強不足だな。これから有名になることばだ。」

「ふーん、誰が作ったことばなの?」

「もちろん、ぼくだよ。」

「あのなー、おまえ、そんなことば知ってる人は、世界中におまえひとりだよ。」


確かに、今はぼくひとりである。

でも、5年後、いや3年後は分からないぞ。

広辞苑に乗るかも知れないし。

一万分の一パーセントでも可能性があれば、やってみるのが挑戦者だ。

挑戦者=ビジネスマン。

唐突だが、この等式が成り立つぞ。


なぜ成り立つかは・・・解からん。